社会保険労務士稲門会

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● 第8回・講演と懇親の夕べ(藤川久昭・青山学院大学教授「今、なぜ国際公正労働基準が重要になっているのか?」)
2008年11月29日(土)ホテル銀座ラフィナート

 2008年11月29日(土)午後3時30分より「ホテル銀座ラフィナート」にて、「第8回講演と懇親の夕べ」が開催されました。2001年7月に社会保険労務士稲門会が設立され、その年に第1回の「講演と懇親の夕べ」を実施してから今回で8回目の開催となりますが、この度は青山学院大学法学部教授の藤川久昭先生を講師にお招きすることができ、国際公正労働基準の重要性というグローバルな講演テーマでもあったことから、大勢の会員の皆様にご出席いただき、盛況のうちの開催となりました。

第1部・講演の部


 第1部・講演の部は、ホテル銀座ラフィナート「月光の間」において、和田泰明常任幹事(東京会)の司会のもと、講師である藤川久昭先生に、「今、なぜ国際公正労働基準が重要になっているのか?~労働法の原点に思いをいたす 」というテーマで約1時間にわたりご講演いただきました。

藤川久昭文先生の講演内容 
今、なぜ国際公正労働基準が重要になっているのか?~労働法の原点に思いをいたす

1.本講演の目的と概要
2.国際公正労働基準とは何か?
 (1)ILO(国際労働機関)の条約設定活動
 (2)その他の機関の基準設定活動
3.国際公正労働基準がなぜ重要で話題となって
  いるか?
 (1)いわゆる社会条項の問題
 (2)労働CSR認証機関の問題
4.テクニカルコーポレイションアクティビティ
 (技術援助活動)
 (1)技術協力活動とは?
 (2)カンボジアでの技術協力活動
5.おわりに~労働法の原点に思いをいたしてみる

●藤川久昭先生のプロフィール
1967年生まれ。島根、広島で育つ。1990年東大法学部卒、同大学院修了。現在、青山学院大学法学部教授、ビジネス法務専攻主任、弁護士、全国社会保険労務士会連合会総務委員会参与、東京都労働相談員、社労士総研主任研究員、リスクマネジメント協会評議員等。7月まで厚生労働省「有期契約労働者の雇用管理改善に関する研究委員会」委員。
主著として、『注釈労働基準法(上)(下)』、『新労働事件実務マニュアル』、『現代イギリス労使関係法制』、『成熟社会の中の企業別組合』。酒と猫をこよなく愛する41歳。

 今回の先生のご講演はわれわれにとって、国際公正労働基準をはじめとする海外の労働法事情について興味深く学ぶことができたと同時に、グローバル化に向けた今後の社会保険労務士のあるべき姿と役割について改めて考える絶好の機会とすることができたものと思われます。

 
 
第2部・懇親の夕べ

 第2部・懇親の夕べは、ホテル銀座ラフィナート「汐風の間」に会場を移し、二宮孝常任幹事(東京会)の司会のもと、藤原久嗣会長の開会の挨拶、北隆一幹事(和歌山会)の乾杯の音頭で歓談に移り、途中、新入会員・初参加会員の方々にも自己紹介やご挨拶いただき、会員同士の懇親を大いに深めました。

 こうして会は終始なごやかな雰囲気の中で進行しましたが、その間に、蒲生秀晴副幹事長(東京会)からのホームカミングデーにおける「年金労務相談コーナー」の出店報告、研修委員長である二宮孝常任幹事(東京会)からの第5回・第6回「勉強会」実施報告など、当会の最近の活動報告、大南弘巳幹事長(東京会)からの稲士会の活動報告および本年度からスタートした「提携講座」の現況紹介 、渡邊和洋常任幹事(東京会)からの東京会の活動報告などが行われました。

 これらが終わり、会員諸氏お待ちかねのビンゴゲームが、御代田和典幹事(埼玉会)による進行のもと行われ、会は一気にその盛り上がりの度合いを高め、かくして楽しい時は流れ、感興醒めやらないうちに終了予定時刻となりました。

 そして最後に、蒲生副幹事長の指揮により全員で校歌を斉唱し、村上芳明副会長(東京会)からの中締めと閉会の挨拶をもって、会は無事お開きとなりました。