● 第5回・講演と懇親の夕べ(田山輝明・早稲田大学副総長「成年後見制度とその活用について」)
2005年11月26日(土)神楽坂エミール
2005年11月26日(土)午後4時より、「神楽坂エミール」において、会員37名の参加の下「第5回講演と懇親の夕べ」が開催されました。2001年7月に社会保険労務士稲門会が設立され、その年に第1回の「講演と懇親の夕べ」を開催してから、今年ではや5回目となりました。今回は、テーマの関連からも他の稲門会の校友が講演会に参加し、真剣な勉強の場となりました。
第1部・講演の部
第1部は澤井賢治幹事(東京会)の司会で、母校の田山輝明副総長を講師にお迎えし、「成年後見制度とその活用について」という題でご講演いただきました。
今後その需要の増大が見込まれ、かつ社会保険労務士としてもその知識の必要性が高まり、関与の可能性を模索している「成年後見制度」について、資料を使って、たいへん分かりやすく説明していただきました。
今年は講演の内容が成年後見制度ということからか関心も高く、税理士稲門会・司法書士稲門会・行政書士稲門会の諸先生方にもご参加いただき、盛況を博しました。
田山副総長の講演内容
1.社会福祉の基本制度の変更
(1) 社会福祉と行政
(2) 契約によるサービス給付
(3) 契約締結のための援助
2.具体例の検討
3.契約と拘束力
(1) 契約は何故拘束力があるか
(2) 真意を欠いている契約
(3) 消費者契約法による無効
(4) 真意が反映されていない契約
(5) 消費者契約法による取消
(6) クーリング・オフによる契約の解消
(7) 高齢者に特別な事情
(8) その他の意思能力の不十分な者
4.権利擁護のための多様なシステム
堀口利副会長(東京会)の閉会の辞により終了しました。
第2部は、澤井賢治幹事(神奈川会)の司会で始まりました。藤原久嗣会長(東京会)の開会挨拶に続いて税理士稲門会高橋勝彦副会長のご挨拶があり、坂井俊一顧問(東京会)の乾杯により会員相互の懇親の会が始まりました。
その後、他士業稲門会、他大学の社会保険労務士の会(駿台会、白門会、桜門会)の方々のご挨拶、特定社会保険労務士に関する情報についての小松茂樹顧問(連合会副会長)のお話、校友会事務局のご挨拶や、新規加入者(3名)の自己紹介等があり、和やかな懇談がもたれました。
しばらくの歓談の後、こういう会にはやっぱりビンゴゲーム。はずれなしのゲーム大会を開催。若山誉幹事(神奈川会)の進行のもと、新企画のゲームも行われるなど、参加者一同大いに懇親を深めました。
そして盛り上がりも最高潮に達したところで、蒲生秀晴副幹事長(東京会)の音頭により恒例の「都の西北」を全員で合唱しました。
最後に村上芳明副会長(東京会)が閉会の辞を述べ、三本締めで無事会を終了しました。