2011年度「提携講座」4年目の今年度から社労士分野の単独講座として実施 2011年5月12日(木)早稲田キャンパス1号館307教室
今年度から社労士分野の単独講座として実施 (8コマから15コマに拡大)
- 前期分(5月~8月)を当会で企画・運営
2011年度・藤原久嗣会長による初回講義(2011年5月12日)
2008年4月より母校・早稲田大において、社会保険労務士・行政書士・司法書士・税理士の士業各稲門会が提携して結成した4士業稲門会「稲士会」による大学との提携講座がスタートしました。講座の名称は「企業法務概論」です
この講座の趣旨は、法律と実務の専門家である各士業の会員が、ゲストスピーカーというかたちで大学の教壇に立ち、企業実務の知識を後輩の学生の皆さんに伝授するとともに、それぞれの士業の業務の内容や社会的役割を伝えていくものです。講座は、どの学部の学生でも学年や専攻分野にとらわれずに履修することができ(オープン講座)、通常の授業と同様に科目登録・単位制をとっています。
2008年度の最初の年の講座は、通期全28コマ(内、社会保険労務士稲門会の担当は7コマ)、登録学生枠30名でスタートしましたが、2009年度の講座からは、前期と後期に分けて学生を募集し(前後期各15コマ。内、当会の担当パートは前後期計7コマ)、募集枠は50名に拡大され、さらに後期は前期の好評を受け、急きょ100名へと拡大され実施されました。
2010年度講義風景(藤原久嗣会長・森岡三男幹事・林智子副会長)
3年目の2010年度の講座は、前後期各15コマ、全30コマ、それぞれの募集枠100名で実施されましたが(当会は、前後期計8コマを担当)、学生の当講座に対する人気は依然高く、前後期各220名から300名前後の聴講応募者がありました。最終的には、前期114名、後期106名で実施され、この度、前・後期の全カリキュラムを好評裡に終了しました。
さらに4年目の2011年度からは、この4士業が協働して母校で行う提携講座は、各士業がそれぞれ単独で講座を持つことになり、したがって社会保険労務士の担当分野についても単独で前期15コマの講義が行われることになりました。
今回の単独講座は4月7日(木)から講義がスタートする予定でしたが、今年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、大学の前期授業そのものの開始が4月6日から5月6日へと1ヵ月ずれこむこととなったため、当講座の開始日も5月12日(木)に変更となりました。そのため2回の補講を行うことにより、8月上旬までに15コマすべてを消化することとなっています 。
講義は毎週木曜日の4時限目(14:45~16:15)に1号館307教室で行われています(補講は5時限目(16:30~18:00)になります)。
当会会員におきましても、講座に関心をお持ちの方や将来ゲストスピーカー(講師)をやってみたいとお考えの方で、講義の聴講を希望される方がおられましたら、香川忠成 副幹事長までメールにて事前に(1週間前までに)お問い合わせいただき、日程・教室等の変更がないかをご確認ください。
なお、講義当日の教室への途中入室および教室からの途中退室は差し控えるようお願い申しあげます。また、授業登録学生数(51名)に対して教室が比較的手狭なこともあり、聴講を希望される会員の皆さまの人数が一定数を超えた場合は、聴講をお断りする可能性も若干ながらありますので、あらかじめその旨ご了解くださいますようお願い申し上げます。
当講座が、学生諸君の皆さんにとってますます実り多いものとなることを願ってやみません。(文責・和田)
【カリキュラムと担当講師】
講座数 日程 テ ー マ 講 師
第 1講 5/12 社会保険労務士とはどんな資格か 藤原 久嗣
第 2講 5/19 労働法概論(1) 細川 良(注)
第 3講 5/19 労働法概論(2) 細川 良
第 4講 5/26 労働者の募集と採用の実際 森岡 三男
第 5講 6/ 2 就業規則と就業ルールの実際 杉山 秀文
第 6講 6/ 9 賃金・労働時間等の基本的な労働条件の実際 和田 泰明
第 7講 6/16 非正規雇用の様々な形態と実際 森岡 三男
第 8講 6/23 人事労務管理概論 藤原 久嗣
第 9講 6/30 社会保障論概論 細川 良
第10講 7/ 7 労働災害と職場の安全衛生 大南 弘巳
第11講 7/14 労災保険制度のしくみと実際 大南 弘巳
第12講 7/21 雇用保険制度のしくみと実際 渡邉 和洋
第13講 7/28 医療保険制度のしくみと実際 中島 浩喜
第14講 7/28 公的年金制度のしくみと実際 中島 浩喜
第15講 8/ 4 社会保険労務士の活動の実際/期末試験 渡邉 和洋
(注)細川先生は 独立行政法人 労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー